令和時代の子育てママの働き方!三浦沙矢香さんインタビュー!
ブリッジ・フォー・マザーズ(BfM)では、『働くママのリアル白書』として、子育てしながら働いているママさんにインタビューをしております。
その第一弾として、BfMの代表の三浦沙矢香さんにインタビュー。
三浦さんは3児のママであり、託児付き骨盤ケアサロン「Dear mom」の代表として、活動しております。
そんな三浦さんに「令和時代の子育てママの働き方」について、インタビューさせていただきました。
令和時代に活躍するママ
私は、現在託児付き骨盤ケアサロンを経営していますが、ママ向けのサービスを提供したり、積極的にママを雇用しています。
中でも働きたいママがとても多いことから2019年に、ブリッジ・フォー・マザーズ(BfM)を立ち上げました。
動画でも見ることができます。
三浦沙矢香さんが起業ストーリー
起業する前は化粧品販売の会社に在籍しマネジメント業務などをさせてもらっていました。
その時は自分で仕事をすることになるとは思っていなかったです。
起業のきっかけ
起業のきっかけは、第一子出産後すんなり保育園が決まり職場復できましたが、企業の中で子供がいながら働く窮屈さをすごく感じたんです。
例えば、保育園から電話がかかってきたらすぐ帰るとか、お店が忙しい土日にあまり出れないとか。
スタッフの風当たりが強くなっていくのを感じました。
復帰後も同様にマネジメント業務を任せてもらっていましたが、部下からすると普段あまりお店にいないのに、売り上げのこと言われるとか不満があったと思います。
前職ではたくさんの業務を任せてもらっていたので、もうこれ以上学ぶことがなくなってきているなというモヤモヤが常にありました。
そんな中で2人目を妊娠し、同じ会社での5年10年先や、子供が小学校に入った時も今と同様夜は働けないし、長く働けないなと思ったことが起業のきっかけでした。
骨盤ケアサロンを立ち上げたきっかけ
また自分自身第一子出産後、身体が痛くてとてもつらかったとき、骨盤ケアを受け、その効果を痛感しました。
この産後のケアはママに絶対必要だと思い、さらに自分でできたらいいなと思ったことから、骨盤ケアサロン開業に至りました。
起業して苦労したこと
雇われている時は会社に行けばお給料を毎月必ずもらえていましたが、起業すると自分がやらないとお給料はない。
企業にいるってすごいなと思いましたね。
集客できるようになるまでは、ひたすら上手くいっている人のブログの真似をするなど、地道に活動を続けていました。
「そこをよく続けられましたね」と、周囲からもよく言われます。
事業拡大に必要なことは?
横のつながりを意識してから、お店が一気に広がっていきました。
自分がプレイヤーでサロンにこもっている時はお客様とのつながりは作れるけど、そこからの広がりが少なかったんです。
次のステージに進むためにそれを手放してみると、新しい出会いが広がっていきました。
また、横のつながりを意識したからこそBfMを立ち上げられたと思っています。
起業への不安
私は不安よりやってみたい気持ちが強かったです。
だめならやめればいいと思っていたし、やってみなきゃわからないし。
成功するかはどうでもよかったです。
経験としてやってみたらおもしろいかなという感覚だったので正直深く考えてないです。
でも、やってみておもしろいなと思います。
もちろん難しいこともあるけど、できることだけをやるって簡単だし、私にとってはつまらない。
できないからこそプロセスを踏んでやってみることが大切。
自分自身日々そのように取り組んでいきたいし、サロンのスタッフ達も初めは出来なくて不安がってるけど、絶対できるようになります。
ママが自信をもって働ける環境をもっと広げていきたいです。
働きたくても働けない子育てママへ
私は雇われるのも起業して自分でやるのもどちらでもいいと思っています。
ただどちらにしても自分のやりたいことを描けているか、やり方はわからないけど、それをやりたいというビジョンを持っているかが重要です。
やりたいことがあって、それをやるための「起業」はあくまで手段です。
私は今でもまた雇われてもいと思っています。そこに対してのこだわりはありません。
令和時代の子育てママの働き方
その答えはシンプルで、雇われる・雇われないということではなくなっていくと思います。
一つの場所に属するのではなく、自分ができることを色々な場所で発揮できることが必要になってくると思います。
企業に雇われる自分もいて、起業などで独立している自分もいる、などの“パラレルキャリア”が実現していくと思います。
自身のキャッシュポイントをいくつ作れるか、が重要になってくると思っています。
自分に出来ることを、どれだけ幅広くやっていけるかじゃないかな。
個人的な意見ですが。
大切なことは、自分が楽しめるかどうか。
やればできるけど楽しくないことはやらなくていいと思っています。
楽しいしワクワクすることを大事にして選択していると結果に繋がっていくと思います。
三浦流の子育てママの働き方マインド
子育てしているママを見ていて思うのは、「何が不安かわからないから不安になってる」と思います。
スタッフにもよく言いますが、どうすれば不安じゃなくなって、自信になっていくのかを考えること。
一つ一つ質問していくと、だいたいやらなきゃ解消されないよね、という答えになります。
行動することでほとんどの不安や問題が解消されていきます。
3人の子育てをしながら働く工夫
全部自分でやろうとしないことです。
- 仕事
- 家事
- 育児
全部やることは無理です。
私は無理だからどうするかを常に考えています。
自分のやりたいことをできるかできないかではなく、やるためにはどうするかを考えるのです。
環境や子供のせいにしても何も変わりません。
“自分はどうしたいのか”をはっきりイメージして、そのために必要なことをしたり、時には周りに頼むなど他人の力を借りるといいと思います。
私は、私一人じゃなにもできないと思っています。出来ない自分をちゃんと認められるかどうかが重要です。
他人に頼ることの重要性
私も、もともとは全部自分でやったほうがいいと思っていました。
起業して初めは全部ひとりでやっていたけど、すぐに一人で出来ることへの限界を感じたんです。
誰かに頼らないと自分がやりたいことが叶わないとわかって人に頼ってみた時、価値観が変わりました。
その時は託児スタッフに、託児の業務だけをお願いしていたのですが、限界がきたとき初めて助けを求めたんですよ。
『私はもう限界です…』と。
でも、もっとこのサービスを必要としているママがたくさんいるので、協力してください!
とお願いしました。
するととても喜んでくれて、結果的にそのスタッフの成長にもつながりました。
Dear momスタッフの皆さんと
子育ても一緒
頼ることで人は成長していく。これは子育てに関しても同じだと感じています。
相手が子供であっても頼ることって全然悪いことじゃない。
全部親がやらなきゃ、やってあげなきゃってママは思っているかもしれないけど、どんどん子供に頼って任せてあげて、子供の役割を作っていく。
子育てからも、人を育てる本質を学んでいると思うんですね。
私は子供にも敢えてできない母の姿をみせています。
私はこれは好きだけど、これはできないなど。
そうすると自然と協力してくれるようになったんです。
今後のBfMの活動について
色んなママがいることを発信していきたいと思っています。
子供といることがすべてではないし、色々な価値観があるんだよ
ということを知ってもらうことが大切だと感じています。
発信の対象はママだけでなく、企業に対しても。
もっと現状を知ってもらう必要があります。
ママ雇用に対する本質を、まだまだ伝えきれていないと感じています。
ママ雇用のメリット事例
知り合いの弁護士事務所の事例ですが、その事務所は代表が女性で、ママだけを雇用されています。
そのため、17時以降は業務を受け付けないことにされたんです。
はじめは夕方以降、連絡が取れないことに対してクレーム等があったようですが、うちはそういう事務所だというスタンスを貫いたところ、徐々に理解が得られていきました。
また無駄な残業が減ったそうです。
働く時間に制限があるママだからこそ、意識が高く効率的に業務を進められる方が多いです。
だから、「ママ雇用っていいね!」という声が実際多くありますよ。
ママ雇用の拡大に必要なこと
現状、子育てに関わってない男性が中枢にいることが多いため、まず理解してもらうための環境を我々が整えていくことが必要です。
今年はそういった活動を広めて、理解を広げていきたいと思っています。
あとは働くママ達にインタビューして、動画配信したいですね。
起業していなくても、弊社のスタッフのように雇用されるメリットもあります。
いろいろな選択肢があることを知ってもらいたいです。

BfM編集チーム

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- 令和時代の子育てママの働き方!三浦沙矢香さんインタビュー! - 2020年2月15日